地域貢献

2025年11月06日

先日、月に一度の全体朝礼を行いました。

朝礼のあと工場を見回っていると、パートのKさんから声を掛けられました。

「社長が朝礼で話していることを聞いて思い出したんですけど、前にうちの会社の商品をこども食堂に寄付しましたよね・・・」と言われ、

ちょうど全体朝礼で商品のクレームがあったことを伝えたばかりだったので、「えっ寄付した商品に何か不具合があったんですか」と慌てて聞くと、そうではありませんでした(よかった

先日、筑紫野市の子ども食堂の何ヶ所かに寄付をさせていただいたのですが、そのひとつにそのパートさんの住む地域の子ども食堂も含まれていたそうで、「皆さんとっても喜ばれていましたよ〜」とわざわざ伝えてくれました

嬉しい

そしてパートのKさんも「それ、私が作ったんよ〜」と誇らしげに伝えたんだそうです


前回子ども食堂に寄付させていただいた時に、それぞれの子ども食堂を運営する代表の方何人かとお話しさせていただきました。

その代表の方からは「本当にありがとうございます」と最大限の感謝の言葉を伝えていただきましたが、実際に子ども食堂で食べられた方の声をなかなか聞くことはできません。

パートのKさんがそれを伝えてくれたこと、そしてKさんが「それ私が作ったんよ〜」と皆さんに誇らしげに伝えたということを聞いて、本当に嬉しくて温かい気持ちになりました


そのパートさんもお孫さんを連れて地域の子ども食堂に行くことがあるんだそうです。

子ども食堂は単に「食べるものに困っているから行く場所」ではなく、家にお金があっても両親共働きで家で一人でご飯を食べないといけない子や、地域のコミュニティを深める場所にもなっていると、子ども食堂を運営する方から聞いたことがあります。

私は地域の子ども食堂に寄付させていただくことで地域とのつながりが生まれたらいいな〜とは思っていましたが、地域の皆さんの喜びの声をわが社で働くパートさんが直接聞くことで、それが仕事への誇りにつながるということまでは想定していませんでした。

思わぬ副産物でしたが、本当に嬉しいです


今月もまた地域の子ども食堂に寄付させていただきます。

わが社の商品を食べることで、地域の笑顔がひとつでも増えると嬉しいです



panda50ban at 13:45

2025年08月28日

先日、弊社商品(訳あり品ですが・・・)を、福岡市早良区と筑紫野市内の子ども食堂、そして筑紫地区を管轄するフードバンクに協賛させていただきました

昨日早良区の子ども食堂(こころことばアカデミーさん)から「ありがとう通信」が届き、そこに寄付させていただいたわが社のくまチョコまんを食べる子どもたちの記事が掲載されていました


ありがとう通信2
(※写真掲載の許可はいただいております)

くまチョコまんを手に笑顔の子どもたち

わが社の商品が確実に子どもたちの笑顔につながっていることを実感できて嬉しかったです


今回商品を寄付させていただくにあたって、筑紫野市の子ども食堂を運営されている方何名かとお話しさせていただきましたが、今回の寄付を本当に喜んでいただき、私は訳あり品が出るたびにどう処理しようかといつも頭を悩ませていましたが、「こんなに喜んでいただけるのなら、これからは子ども食堂に寄付させていただこう」と思いました。


そんな時に肉まんの訳あり品が出て、営業社員から「お客様に安く販売していいか」と打診がありました。

いちおOKはしましたが、心の中では「売れなければまた子ども食堂に寄付すればいいし」と思っていました。

しかし、営業のT課長が早々に売り先を決めてきて、ほとんど売り切ってしまいました


・・・その時に反省しました。

私は「社会貢献」となると、つい私情が入り、会社の利益よりもそちらを優先しがちになります。

しかし、営業は売上を上げるのが仕事で、訳あり品でも安く販売して喜ばれる得意先があれば積極的に案内したいし、1円でも売上を上げたいです。

会社も利益を出してこその「社会貢献」です。

赤字会社が社会貢献なんてちゃんちゃら可笑しいです。


私が口では「社会貢献」と言いながら、訳あり品の処理に頭を悩ませたくなくて、「訳あり品が出ても子ども食堂に寄付したらいいや」と安易な考えがあったことに気づいたんです。

会社としてはまず、

1、訳あり品を出さないように努力すること

2、訳あり品が出ても、それを1円でもお金に変える努力をすること

3、会社にきちんと利益を残すこと

4、出た利益で社会貢献をする


この順番を間違えてはいけないと思いました。

社長の私が「訳あり品が出ても子ども食堂に寄付するからいいよ〜」みたいな安易な考え方でいれば、工場は訳あり品を出さない努力もしなくなるし、営業はそれを1円でもお金に変える努力をしなくなるのではないか。

それに気づいて反省したんです・・・


もちろん社会貢献をしないと言っているわけではありません

まずは工場は製造ロスが出ないように努力し、営業は1円でも売上を上げるように努力し、きちんと利益を出したうえで、地域に喜ばれる社会貢献をしていきたいです

訳あり品ではなく、正規品を堂々と寄付できるのが一番です


・・・とはいっても、やっぱり地域の皆さまには喜んでいただきたいので、これからも子ども食堂への支援は続けさせていただきます

地域の子ども食堂の皆さま、また商品を寄付させていただきたい時はご連絡させていただきますので、これからもよろしくお願いします



panda50ban at 16:29

2025年08月05日

先週の土曜日は会社の全体会議でした。

会議のなかで賞味期限の近い商品や原材料の情報も共有するのですが、いわゆる「訳あり品」をどう処理するかの話になりました。

発酵不良で通常よりも小ぶりになってしまった商品の在庫がいくつかあり、食べる分には十分美味しくいただけるのですが、正規品としては販売できません。

そのひとつが、こちらのピヨカスタードまん。
↓ ↓ ↓
IMG_2713

製造時にちょっと小ぶりになってしまい、販売先がないまま来月の賞味期限が迫ってきました。

もう猶予はありません。

数も結構あります。

できれば「廃棄」という選択肢だけは取りたくありません。


その時に、先日子ども食堂を運営している方の話を聞いたことを思い出し、「地域の子ども食堂に寄付したら喜ばれるかもしれない」と思いました

しかし子ども食堂の情報をどこで仕入れたらいいか分かりません。

とりあえずインターネットで「筑紫野市 子ども食堂」と検索してみると、筑紫野市内の子ども食堂の一覧が出てきました。

その一覧に順番に電話をかけてみました。

「突然の電話に怪しまれるかも・・・」とドキドキしながら電話をしたのですが、「五十番食品、知っていますよ」と言ってくださる方も何人かおられ、商品を提供させていただきたい旨をお伝えしたら、皆さん喜んでお受けいただきました

そして筑紫野市内の子ども食堂5ヶ所と、筑紫地区の子ども食堂を取りまとめられているフードバンクに商品を提供させていただくことになりました

そしてたくさんあった訳あり品もあっという間になくなりました

私たちも食品ロスにならずに済み、子ども食堂の方にも喜んでいただけ、お互いWin-Winで本当に良かったです


そして本日、2ヶ所の子ども食堂の方が商品を取りに来られました。

その時に少し話を聞かせていただいたのですが、親が病気などで本当に食べることに困っている子どももいれば、家にお金はあっても心が寂しい子どもなど、いろいろなお子さんが子ども食堂に来られるんだそうです。

特に夏休みはいろいろな理由で食べることに困られているお子さんが多いそうで・・・商品の提供を大変喜んでいただきました

今まで訳あり品が出た時に、「安く販売する」という選択肢はあっても「子ども食堂に寄付する」という発想は全くありませんでした。

今回地域の子ども食堂を運営する方々と繋がることができて本当に良かったです


もちろん会社としては訳あり品は出ないことが一番なのですが、特に肉まんなど生地を発酵させるものは、その日の気温や湿度などにも大きく左右され、時に訳あり品が大量に出来てしまうことがあります。

もちろんどんな条件のもとでも安定した商品づくりが出来るように技術を磨いていくことを目指しますが、その技術習得の過程で訳あり品が大量に出来てしまった時でも、「これが子どもの笑顔を作るかもしれない」と思えば、私のストレスも半減しそうです

そして、商品づくりの技術力をどんどん磨いていって、いずれ訳あり品がゼロになって会社に利益がきちんと残せる状態になった時には、正規品を堂々と寄付したいと思います



panda50ban at 14:21

2025年07月29日

昨日、同友会でご一緒しているこころころばアカデミーの稲員さんがご来社されました。

子どもの「非認知能力」(←聞き慣れない言葉ですが、学力テストや知能テストでは測れない、意欲、協調性、やり抜く力などの能力のことだそうです)を育むスクールをされたり、あとは子ども食堂や地域のイベントも定期的におこなっています。

「子ども食堂」って最近よく耳にしますが、私も実際に運営している方のお話を聞いたのは初めて。

今の子どもの置かれている現状を聞かせていただき、「今の日本で日々食べることにも困っている子どもが本当にいるんだ・・・」とショックでした

子ども食堂をするには、食材費はもちろん場所代など運営費が結構かかるそうです。

今はギリギリの運営だそうで・・・子どもも親御さんも無料で行っていると聞いて「せめて親御さんからだけでもお金をもらえないんですか」と聞いてみたら、本当に日々の食事に困っているご家庭の子どもが「お母さんと一緒に来れて嬉しい」と喜んでいるのを見ると、親からもお金はもらえない・・・と仰っていました。

あとは、お金に困っている子どもだけでなくどんな子どもも(お医者さんの子どもでも)受け入れているということで、「どうして食事に困った子だけを受け入れないんだろう・・・」と思ったのですが、受け入れる子どもを区別することが差別にもつながってしまうとのこと。(「あいつ、子ども食堂とかに行きよるげな」と言われてしまう恐れがあるそうです)

私が知っているもの、見えているものは世の中のほんの一部で、私の知らないことがまだまだたくさんあるんだと思い知らされました。

知ることは本当に大事なことだと思いました。


稲員さんは現在、早良区原の一ヶ所でのみ月2回子ども食堂を行っていますが、今後その場所を増やしていきたいとのこと。

「私は子ども食堂の運営については分かりませんが、会社の場所を使っていただくことはできますよ。もし子ども食堂の運営について教えていただけるのなら、わが社でもやってみたいです。共催することはできますか」と聞いてみたら、結構乗り気になってくださり・・・もしかしたら11月くらいに開催できるかもしれません

子ども食堂、継続が一番大変だそうです。

私も興味本位で手を出すだけでなく、今の子どもの置かれている現状をきちんと理解した上で、やるんだったら継続してやれるようにしていきたいです。


帰り際、「子ども食堂で使っていただけたら・・・」と、くまチョコまんのB品を60個協賛させていただきました

IMG_2653

とっても喜んでくださいました

次の子ども食堂で使っていただけるそうです

くまチョコまんが少しでも子どもたちの笑顔づくりに貢献できたら嬉しいです


追伸。

日々の食事にも困っている子どもがいるという話を聞いたあとに仕事が終わって家に帰ると、テレビで大食いの番組をやっていました。

とても普通では食べられない量の食事を無理やり口に押し込んでいる姿を見て・・・なんだかとっても複雑な気持ちになりました・・・



※こころころばアカデミーの活動に興味のある方は、是非こちらをご覧ください



panda50ban at 10:57

2025年07月26日

先月、青森県の高校の先生からマンゴーノーミーチとパンダノーミーチのお問い合わせがありました。

各2パックずつ代引きで販売させていただきました。


そして先日、その高校の生徒さんからお礼の手紙が届きました。

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パンダノーミーチとマンゴーノーミーチ、高校の販売実習で使われたんだそうです。

文化祭のなかで、生徒たちが自分たちで商品を選び、仕入れ、販売するという実習を行ったそうです。

お手紙には「購入してくれたお客様の顔が笑顔でとてもうれしく思いました。特にパンダノーミーチは子供から大人まで可愛いと言って買ってくれました」と書いてありました

本当に嬉しく思いました


きっと高校生たちが企画段階で「何を販売しようか」と考えて、インターネットでいろいろ調べてたんだと思います。

そしてたまたまわが社の商品を見つけてくれて、「これを販売しよう」となり、会社に連絡をくれたんだと思います。

わが社の商品がたまたま目に留まったのも嬉しいですが、大事な販売実習で数ある商品の中から「五十番食品の商品を販売しよう」と決めてくれたことが何よりも嬉しかったです

売上だけを考えると大きな金額ではありませんが、お金には代えられない喜びです

青森県にわが社の商品はほとんど流通していないと思うので、初めて青森県民の皆さまに五十番食品の商品を食べていただいたかもしれません

高校生の皆さん、わが社の商品を見つけてくれてありがとうございました


お手紙には販売実習の様子を写した写真も添えられていました。

高校生の笑顔がとっても可愛かったです


五十番食品は基本的には業務用の卸ですが、学校のこんな実習だったら喜んで商品を提供させていただきますので、もし「わが校でも使いたい」とのお話しがありましたらお気軽にご連絡ください。




panda50ban at 10:04
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