社長の勉強

2024年03月11日

昨日はお取引先様の創業70周年の感謝の集いが神戸で行われました。

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この方が創業者の会社です(あの有名な中華調味料を作っている会社です

創業70周年、本当にすごいですよね〜

取引先300名と、社員さん(OB・OG含む)200名、計500名参加の盛大な会でした


会場はホテルオークラ神戸。

なんと

わざわざホテルオークラ東京から陳龍誠中国総料理長が来られていました。

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先日の私のブログでも紹介した、黄綬褒章を受章された陳龍誠総料理長です。

まさか神戸でもお会いすることになるとは

奇しくも陳龍誠総料理長の料理を週に2回もいただけることとなりました(なんという贅沢

まずは料理を一気にご紹介いたします。

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料理は前菜以外は大皿盛りでしたが、全部サービスの方が取り分けてくれました。

500名分、すごいです


さて、感謝の集いの内容ですが、本当に「感謝あふれる」素晴らしい会でした

冒頭の挨拶で、会長は創業時のエピソードなども交えながら創業者のお父様への感謝の思いを語られ、そして社長は「会社がここまで大きくなったのは間違いなく会長のおかげ」と、現会長のお父様への感謝を語られていました。

感謝のバトンの受け渡しが、こちらの会社をここまで大きくしてこられたのだなぁと感じました


そして余興も素晴らしかったです

まずは、変面

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中国の伝統芸能で、顔が一瞬で変わってしまうアレです。

これは盛り上がりました〜

私がキャッキャキャッキャ騒ぎながら見ていたら、お隣のテーブルに座っていた仲の良いH所長から「愛ちゃん、無邪気すぎるやろ〜」と突っ込まれてしまいました


そして獅子舞

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ものすごく大きい獅子が3頭、会場中を動き回っていました

これまた興奮しました

中国の伝統芸能をたっぷり堪能させていただきました

ありがとうございます


嬉しいこともありました。

ひとつは、お隣のテーブルの方から「名刺交換いいですか」とお声を掛けられました。

名刺を交換すると、見覚えのある名前の会社の社長でした。

その方に「私、実は王社長の隠れファンなんです」と言われ、「(たぶん)初対面なのに、えっなんで」と思ったら、なんと私のブログを読んでくださっているとのこと

ありがとうございます

福岡に戻って営業のT課長に確認したら、わが社の商品を使っていただいたこともあるお取引先様ということでした(だから私も会社名に見覚えがあったのだと・・・

S社長、昨日は気づかずにスミマセンでした

そして、これからは隠れずに正々堂々のファンでよろしくお願いします


そしてもうひとつ嬉しかったのは、昔大変お世話になっていた方とお久しぶりにお会いできたこと

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馬場さん

もう定年で会社を退職されていますが、OBとして参加されていました。

参加者名簿の500名の中からたまたま名前を見つけて、テーブルまで挨拶に行きました。

「ヨボヨボのおじいちゃんになっていたらどうしよう・・・」と思っていましたが、全然変わっていませんでした(というかむしろ若返っていました

私が五十番食品に入ってすぐの頃に広島の営業所の所長をしておられ、中国料理業界のことを何にも知らない私でしたが、本当にいつも優しく温かく接してくださいました。

私が五十番食品に入った頃は、中国料理の業界に女性、しかも20代の女性なんて全然いなかったので(今もそんなに変わらないと思いますが・・・)、どこに行っても異色の存在で、ある意味好奇の目で見られていました。

本当に業界のことを何にも知らない小娘でしたが、そんな私を馬場さんをはじめたくさんの方が本当に温かく受け入れてくださり、私が今まがりなりにも五十番食品の社長を何とかやっていけているのも、あの20代の頃に本当に温かく接してくださった方々のおかげだなぁと、馬場さんに久しぶりにお会いして感じました。

馬場さん、お会いできて本当に嬉しかったです

いつまでもお元気でいてください


五十番食品も今年創業50周年なんです。

こんなに豪華なことはできませんが、感謝を表す催しを何かできたらなぁと思いました。

昨日お世話なった皆さま、本当にありがとうございました



panda50ban at 14:41

2024年02月09日

今週の月曜日から特別支援学校の生徒Sくんを就業体験で受け入れていました。

5日目の今日が最終日

今日の午後工場に入ると、Sくんの部署では大掃除をしていました。

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「今日で最後やね。お疲れ様」と声を掛けると、5日間一緒に働いていたパートのSさんが「Sくん、本当に頑張っていましたよ完全に戦力の一人になっていました」と報告してくれました

社員さんやパートさんがきっちりSくんに関わってくれて、しかも最終日にそんな声を聞けて本当に嬉しかったです


実習が終わったあと、学校の先生と親御さんとSくんと、お世話係として関わってくれたKくんと私と5人で、5日間の振り返りをしました。

まずはSくんから5日間の振り返り。

・実習が始まるまではとても緊張していたが、徐々に緊張がほぐれた。

・食品工場での実習は初めてだったが、衛生管理の大事さを学べた。

・苦手だった作業、課題。

・木曜日までは元気だったが、最終日の金曜日に首や肩が痛くなって疲労を感じた。

そして最後には、お世話係のKくんにしっかり感謝を伝えていました


親御さんからの振り返り。

・実習が始まる前はとても緊張していたが、初日帰ってきたら笑顔だった。

・緊張はあったみたいだが、体力的には大丈夫だったみたい。

・ブログで紹介していただきありがとうございますこちらのブログです


そしてお世話係Kくんからの振り返り。

・初日の朝はとても緊張していたが、パートさんたちが積極的に声掛けしてくれて、すぐにコミュニケーションが取れるようになっていた。

・仕事は特に問題なくやっていて、分からないことも自分から聞いていた。

・後片付けができていなかったり、数量間違いがあったりしたが、そこを指導したら本人も気を付けるようになり、それからはきちんとできるようになった。

・複雑な数字は扱ってもらっていないが、単純な数字を扱う時の集中力にはこちらが驚かされた。

・重いものを持つ作業もしてもらったがピンピンしていた。自分も見習わないと

・貴重な経験をさせていただき、こちらこそ感謝です。


そして先生からSくんへのアドバイスはないか聞かれると、

・自分は高卒で働き始めたが、言葉遣い、コミュニケーション、そして字をきれいに書くことを意識してやっていた。日報も丁寧な字で書くといいと思う。

と立派にアドバイスしていました。


私はそんなKくんの姿にとても感動しました

Kくんは高卒で五十番食品に入社し、現在入社7年目の25歳。

5日間Sくんに本当にしっかりと関わってくれて、実習日誌のコメント欄にも、毎日しっかりとコメントを書いてくれていました。

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本人のことをしっかり見ていないと書けないコメントです

Kくん、いつまでも子どもと思っていましたが、こんなにも成長したのだととても頼もしく感じました


最後に私の話した振り返りをここに書くなら・・・

最初、特別支援学校から就業体験受け入れの依頼があった時には、不安の方が大きくすぐに返事が出来ませんでした。

実際に学校に見学に行かせていただき、Sくんの授業中の様子も見させていただき、大丈夫だと判断して受け入れを決めました。

しかし、決めるのは私でも実際にがっつり関わるのは現場の社員さんやパートさんなので、やはり不安がありました。

事前にSくんと親御さんと先生で打ち合わせをした時に、Sくんが「自分の特性はこうです」と伝えてくれたので、それを社員全員で共有してそこを意識して関わるようにお願いしました。

実習が始まってからは、お世話係のKくんを始め同じ部署のみんながしっかりSくんに関わってくれて、Sくんも5日間手を抜かずしっかり仕事をしてくれて、最後に同じ部署のパートさんから「完全に戦力の一人になっていました」との報告を聞いた時には本当に嬉しかったです。

もしかしたらわが社にも特別支援学校の生徒さんが得意な作業があるかもしれない、そうすれば人材の幅も広がる、そんな希望も感じることができました。そう感じることができたのも、Sくんがしっかり頑張ってくれたおかげです。

このような貴重な機会をいただいて本当に感謝です。


このようなことを最後伝えせていただきました


生徒のSくんも、親御さんも、先生も、お世話係のKくんも、私も、みんなが最後「感謝」で終わることができたのが本当に何よりも良かったです。

みんなが一生懸命に向き合った結果だと思います


振り返りが終わったあと、用意していた修了証を手渡すと、みんな喜んでくれました。

先生は「泣きそう」と言っていました


Sくんとお世話係のKくん。
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Sくんの顔出しはできませんが、ハートの下は満面の笑みです


この度は本当に貴重な機会をいただき感謝です

ありがとうございました。

またこのような機会があれば、是非受け入れさせていただきたいです

panda50ban at 17:58

2024年01月20日

前の記事にも書きましたが、先日東京に出張に行ってきました。

(都庁の展望台からの景色。宿泊したホテルの近くだったので登ってみました)
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去年東京に行った時には、チケットの手配が遅くなり価格が高くなってしまいました。

なので今回は一ヶ月以上前には手配をしました(おかげでかなり安く行けました

飛行機は、行きも帰りももちろん窓側を予約。

景色を見るのが好きなので、いつも窓側にします。


そして東京出張当日。

チェックインをしたら、「飛行機の変更により一部のお客様の座席を変更させていただきました」という案内が出ました。

元々「A」の窓際の席にしていましたが、新しい座席は「F」。

普段飛行機にあまり乗らないので、この「F」がどのあたりの席か検討がつきません。


実際に飛行機に乗ってみると、Fの席は真ん中の列のド真ん中・・・。

ちょうど飛行機の中心です。

「窓際で予約していたのに、よりによってなんでこんなド真ん中の席になったの」と、私の心の中は不満でいっぱい。

「一ヶ月以上前から予約していたのに、なんで私が座席を変更された“一部のお客様”になってしまたの」「窓際がダメならせめて通路側。こんな両側を人に挟まれたド真ん中の席になるなんて・・・」と、次から次へと不満があふれ出します。


・・・でもその時に思い出しました。

あのお正月の羽田での事故のことを。

「どんな席であっても、無事に飛行機が羽田に着陸すればそれで十分」と心を切り替えました。

するとスーッと心が落ち着きました。

そして、いつも以上に真剣に安全のビデオを見て、非常口もちゃんと確認しました。


もしかしたら「チェッ」とか「なんで」とかいう心の不満分子がたくさん集まってしまうと、事故とか怪我につながってしまうかもしれません。

そう思うとマイナスの感情を抱くのも怖くなり、とにかく席のことは考えないようにして、持って行っていた本を読むことに集中しました。

そして無事に羽田空港に着陸しました。

これが行きの話。



そして帰り。

帰りはチェックイン時にも座席変更の案内は出ず、無事に窓際に座れました

しかし、離陸してしばらくしても機内のWi-Fiサービスが使えません。

「私のスマホが悪いのかな」と電源を入れ直したりしましたが、全然つながりません。

飛行機の中でいろいろと調べ物をしたいと思っていたので、Wi-Fiが使えないのはかなり辛い。

離陸1時間くらいして、機内放送で「Wi-Fiの機器不具合があり使えません」と流れました。

「えーっ」っと、また心の不満分子がムクムクと湧き出てきましたが、「調べものくらい家に帰ってからいくらでもできるじゃないか飛行機が無事に福岡に着けばそれでいいじゃないか」と、また心を無理やり()そちらの方向に持っていき、平常心を保ちました。

そしてまた本を読むことに集中しました。

結局Wi-Fiの機器を再起動したみたいで、最後少しの時間は使えるようになりました。

そして無事に福岡空港に着陸しました。


何事も捉え方次第

その状況を不満に思うか思わないかも、私の心の捉え方次第です。


お陰で持って行っていた本は熟読できました

普段なかなか本を読む時間がガッツリ取れないので良かったです



panda50ban at 13:34

2023年12月12日

先週の金曜日、朝から会社のFAXの送受信が突如できなくなりました。

わが社にはお客様から毎日たくさんの注文がFAXで届きます。

一部のお客様からはメールやネットでご注文をいただきますが、まだまだ割合的にはFAX受注が圧倒的に多いです。

そのFAXが使えなくなるというのは、わが社にとっては致命的なことです。


原因が分からなかったので、まずFAXを送受信している複合機のリース会社に電話をしてみました。

試しにFAX番号に電話をしてみると、「機械が故障しているか電源が入っていない」というアナウンスが流れるということで、複合機が原因ではないということでした。


FAXの回線はNTTで契約をしています。

電話は光回線にした時に別の会社(F社)と契約をしましたが、その時にFAXの回線が何かの理由で光回線にできず、FAXだけがNTTの契約のままになっていました。

NTTの故障受付に電話をしようかと思いましたが、過去にNTTに電話をした時に、まず電話が何十分経っても繋がらず、しかも数十分後に繋がったあとも「それはうちの管轄ではありません」とたらい回しにされた経験があり・・・

これはNTTに電話をしても対応が後手後手になるだけだと思い、とりあえず電話の契約をしているF社に電話をしてみました。

電話はすぐに繋がり、事情を話すと、お昼過ぎには工事の方が見に来てくれました。

いろいろと見ていただき、故障している機械が判明したんですが、それはF社の回線が全く絡んでいない機械でした。

とりあえずその機械の電源を入れたり消したりしたら、FAXがつながるようにはなったんですが(壊れたテレビを叩いたら映るようになったみたいな感じですね)・・・それではまたいつ壊れるか分かりません。

しかも、FAXの回線が今はあまり使われていない古い回線ということで、その故障した機械の代替機もすぐに見つかるか分からないとのこと・・・。

F社の回線が絡んでいないので、うちではどうしようもできないと言われましたが、私たちもそれでは困ります。


今回工事の担当の方と一緒に、F社の営業の方も来られていました。

その営業の方が電話で代替機がないかを問い合わせてくださり、見つかったということで、とりあえず翌週の月曜日にその代替機を取り付けてくれることになりました。

そして昨日、新品の代替機をサービスで取り付けてくれました。

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(↑ ↑ ↑ 下が壊れた機械、上が代替機)

前に電話を光回線にした時に、FAXの回線を光にできなかった理由に、この回線をFAXの送受信の他に別の用途で使っていた可能性もあるとのこと。

確かに、機械にはFAXの線ともう一つ何の線か分からないものがつながっていました。

その線は天井につながっていて、調べるには天井に上がってたどっていかないと分からないとのことで・・・

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外して何か不具合があってもいけないので、その線には「接続先不明」とタグをつけてつないでくれていました。


一連のやり取りを通じて、「どこまで“お客様サービス”をするのか」について考えさせられました。

今回F社にはサービスで代替機まで貸していただきました。

電話回線の保守契約はしているので、FAXの不具合が電話回線に関係しているかもしれないと見に来ていただけたのだと思います。

しかし、いろいろと調べた結果、F社の回線が絡んでいないことが分かり・・・それが分かった時点で「これ以上の対応はできません」で終わることもできたと思います。

営業の方が一緒に来られていたので、これを機に何か新規で契約を取りたいと目論見があったかもしれません

どちらにしても、代替機まで探してもらい、取り付けまでしていただけたことは本当に助かりました


自社の売上になるならする、ならないならしない、と簡単に割り切ってしまっては、お客様から選んでいただくことはできません。

しかし、お客様のためにと思って自社の売上にならないことばかりに労力を使っても、これもまた違います。

「損して得取れ」で、将来の売上のために目先の売上は求めない、というやり方もあると思います。

「お客様サービスの加減」について考えさせれられる今回のやり取りでした。


とりあえず、F社の営業の方から提案を受け、年明けにFAXも光回線にすることと、今別の会社と契約をしているサービスをF社のものに切り替える契約をしました

今回、12月の一番の繁忙期に、FAXを“安心して”使えるようにしてくださったことはとっても助かりました。

何かあった時に「安心感」を与えてくれるというのも、その会社のサービスを選ぶ上での一つの判断基準ですね



panda50ban at 10:59

2023年11月17日

先日、経営者仲間に誘われてベンチマークツアーに参加してきました

「人を大切に経営をする会社」を3社訪問するベンチマークツアーでした。

今回、障がい者を多く雇用する会社を2社訪問するということで、ちょうど障がい者雇用の可能性について考えていた時だったので、参加させていただきました。


3社のうち、障がい者を積極的に雇用している会社2社を紹介させていただきます。

まず1社目は福岡市東区にある「アスクルロジスト」。

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あの「アスクル」の物流会社です。

あれだけの大手の会社で多くの障がい者を雇用しているというのはびっくりしましたが、働いているスタッフ300名中なんと約60名が障がい者。

障がい者雇用率20%です。

本当にびっくりしました。


障がい者の方を積極的に雇用し始めて10年以上ということで、社内にはしっかりとした仕組みが整えられていました。

実際に働く現場(広ーい物流倉庫)も見学させてもらいましたが、どの方が障がい者でどの方が健常者なのかもパッと見は見分けがつきません。

現場を案内してくださった方が「あの子は〇〇学園出身」「あの子は〇〇学校出身」と特別支援学校の名前を言われ、私たちも初めてその子に障がいがあるんだと認識します。(そうやって一人ひとりの名前や出身校をすべて把握しているのもすごいと思いました

しかし、この子は障がい者なんだと認識して動きを見ても、やはり健常者と大差ない働きぶりでした。

百聞は一見に如かず。

とっても衝撃的な体験でした


そして障がい者を多く雇用する会社、2社目は「障がい者つくし更生会」。

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不燃性一般廃棄物の処理施設の運転・管理を行う会社で、春日市と大野城市の不燃物処理施設の管理を一手に担われています。

この会社は、名前の通り「障がい者が自ら雇用の場を創造・開拓し、以って障がい者の自立更生を図る」ために昭和59年に設立され、社員37名中30名が障がい者という、もう見たことも聞いたこともないような会社です。

しかも、「株式会社」。

国から一切の補助金や給付金などはもらっていないそうです。

「日本でいちばん大切にしたい会社 4」にも紹介されている会社です。
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施設の中も隅々まで見学させていただきました。

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ごみ処理の施設なんですが、施設の中は整理整頓がしっかりされていてとってもキレイでした。

不燃物をどのような工程で処理しているのかも、障がいのある方から説明していただきました。

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例えば中身が入ったままのジャムのビン、タバコの吸い殻がたくさん入った空き缶なども、1個1個手作業で中身をちゃんと取り出して、出来る限りリサイクルできるようにしています。


人が捨てたものを触る仕事です。

なかなかやりたがる人はいない仕事です。

つくし更生会では、「何のためにこの仕事をしているのか」「この仕事は何の役に立つのか」の目的意識を社員一人ひとりにしっかり持たせ、自分たちの仕事が「社会にとって必要なのだ」「大切な役割なのだ」と、“納得感”を持って仕事ができるように、そこの教育には特に力を入れているんだそうです。

その教育の賜物なのか、見るからに嫌々仕事をしている人は一人もいませんでした。

皆さん生き生きと仕事をしていました。

これまた目からウロコの体験でした


障がい者雇用の可能性を考えるようになったきっかけは、会社の近くの特別支援学校から5日間の「職場実習」の受け入れのお願いをされたことです。

初めての依頼で、受け入れるかの判断には迷いましたが、特別支援学校にも見学に行かせていただき、実際に受入を希望されている生徒さんにもお会いして、受け入れることに決めました。

それでも多少の不安はありましたが、実際に障がい者の方が多く活躍されている企業を見学して、会社の仕組みを整えることで、障がいを持った方でもこんなに生き生きと働くことができる会社を作ることができるのだと、大変勇気をいただきました。


障がい者つくし更生会の専務がこんなことを言っていました。

「うちの社員は、障がい者も健常者もみんな変わり者


思わず笑ってしまいましたが、人間は障がい者とか健常者の区別だけではありません。

いちお「健常者」の枠組みに入っている私も、壊滅的に苦手としていることがあります。

「障がい者」の枠組みに入っている人でも、考えられないレベルで得意としていることがあることも今回のベンチマークで知りました。

どんな人も、ある意味“変わっています”。

どんな人も、その人の個性を最大限に発揮して働くことができれば、本当に素晴らしいことだと思いました


今回は目からウロコの経験ばかりで大変勉強になりました。

ベンチマークに誘ってくださったNさん、本当にありがとうございました



panda50ban at 16:17
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