2009年05月26日

手指の拭き取り検査

去年の11月に購入した「細菌検査器」のセット。

食品の細菌検査はもちろんのこと、さまざまな場所の拭き取り検査も行うことができます。

今回手指の拭き取り検査を定期的に行うことにしたので、今日業者の方にやり方の指導に来てもらいました

画像 2295← これが拭き取り検査用のキットです

希釈液の中に大きな綿棒が入っています。


画像 2296← この綿棒で、手指を拭き取っていきます。

手のひらのシワから、指のシワから、指先のツメの間まで、丁寧に拭き取っていきます

画像 2301← 拭き取ったら、また希釈液の中に戻します。

そして希釈液の中に菌が入るように、フタをして振ります。


画像 2315← 今回は5つの検体を作りました

段ボールを触ったあとや、小麦粉の入った袋を触ったあとの手の検体も作ってみました。

画像 2320← あとはいつも通り、希釈液をスポイドで吸い取って培養皿にのせていきます

それを24時間or48時間培養させたあと、菌の数を数えていきます。

業者の方の説明を聞いてびっくりしたのが、手指の拭き取り検査をする場合、ひとつの綿棒で2人分の手指を拭き取るのが通常(※)だということです。

それはもし細菌検査で菌が検出された場合、それが誰のかが特定できてしまうと、その人にかかる心理的負担が大きいからで、2人分を1つの検体にして個人を特定できなくすることで、その心理的負担を少し軽くするためだ、ということでした。

それを聞いて最初「なんで?」と思いましたが、自分に置き換えてよくよく考えてみると、自分に菌が検出されて、それが一緒に働いている人にも公表されて、「あの人菌が多く検出されたらしいよ」なんて噂でもされたりしたら・・・

「菌」って目に見えないものだし、とても微妙な問題です。

業者の方が「2人1組で検査してください」というくらいだから、今まで職場でのイジメ等いろいろな問題があったのかな、なんて考えさせられてしまいました。

(※本日(5/27)業者の方からお電話があって、「『通常』は菌検査は1人ずつ行う」ということでした。時と場合によって、2人1組で検査した方がいいこともあるということです。
私のブログを見て、「自分の説明が足りなかったので・・・」と慌ててお電話していただきました。ありがとうございました


従業員の皆さん、今回手指の細菌検査を始めるのも、理由はひとつ「安心・安全な食品を製造するため」です

そのためには、「どの工程、どの作業中に菌が手指にたくさん付着してしまうのか」を把握しないと、カイゼンができません。

だからもし仮に菌が多く検出されることがあっても、それはその人個人の責任ではなく、部署全体・会社全体で取り組まないといけない問題です。

会社としてはカイゼンすべき問題点が見える方が、有り難いことなんです

もし拭き取り検査の前に、みんなが手をキレイに洗ってしまって誰からも菌が検出されなかったりすると、会社としては逆に困ってしまいます

だから、拭き取り検査をする時には、皆さん安心して作業中そのままの手を堂々と差し出してくださいね

panda50ban at 13:48
安心・安全 

コメント一覧

1. Posted by TOM   2009年05月26日 21:34
なるほど・・・そういうやり方もあるんですね
検査される側の立場もよく考えて検査するって事
なんですね
でも、社長の仰る通り、菌を少なくするって事は
安心安全な商品をお客様に届ける事ですから
その主旨だけはしっかと理解してもらいたいもの
ですね
2. Posted by ストラテジアまえけん   2009年05月27日 12:16
そんな見えない苦労があるから、おいしいギョウザを食べることができるのですねー。
3. Posted by 五十番食品★あととり娘   2009年05月27日 17:26
>TOM様
そうですね。
それを理解してもらうように指導することが、社長の仕事だと思っています
4. Posted by 五十番食品★あととり娘   2009年05月27日 17:33
>ストラテジアまえけん様
うちもまだまだカイゼンすべきところはたくさんありますが、より安心・安全な食品を提供できるように、少しずつ前に進んでいるところです
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