2021年05月

2021年05月31日

去年からのコロナ禍で、ひとつ趣味ができました

それは、お菓子作り。

おうち時間が増えて、休みの日はほぼ毎週末お菓子作りをするようになりました。

その中でも一番作っているのがシフォンケーキ。

シフォンケーキはこの一年間でもう何十回も作っていて、自分でも自信が出てきていました。

しかし昨日、そのシフォンケーキ作りで大失敗をやらかしました〜


お菓子作りが趣味になると、どうしてもお菓子を食べる機会が増えます。

お菓子を食べる機会が増えると、どうしてもそれが体型に現れてきます

それで「糖質オフ」を意識したお菓子作りをしようと思い立ちました。


シフォンケーキのレシピ本を見ていると、小麦粉の代わりにアーモンドプードルを使うレシピがありました。

アーモンドプードルなら糖質オフになるし、プラスしてグラニュー糖の代わりにカロリー&糖質ゼロのラカントという甘味料を使うと更に糖質オフになると思い、やってみました


いつもの通りに仕込んで、オーブンで焼きました。

焼き上がりを見ると、いつもの焼き上がりと全然違います。

いつもは表面がお花が咲いたようにキレイに割れますが、今回のは表面は割れずに波打っていて、変な膨れ方をしています。


一抹の不安を覚えながらも・・・以前Youtubeで見つけて大成功した「シフォンケーキを一瞬でキレイに型から外す方法」で外してみました。

すると・・・

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シフォンケーキは見るも無残な姿に・・・

見事大失敗をやらかしてしまいました〜


食べてみると(味は美味しかったです)、生地がいつもより柔らかくて引きがない感じだったので、やはり小麦粉を使わなかったのでグルテンがなく、一瞬で型から外すこの方法は向いていなかったのだと思います。

あとは、ラカントです。

焼き上がりの膨らみ方もいびつで、焼き目も茶色くなりすぎていたので、これはラカントの影響もあるのかなと思い、ラカントについて調べてみました。

ラカントのホームページによると、ラカントは「『羅漢果(ラカンカ)』の高純度エキスとトウモロコシの発酵から得られる天然甘味成分『エリスリトール』、2つの天然素材からつくられた安心でカロリーゼロの自然派甘味料です」とのことでした。

砂糖と同じ甘さにして使いやすくしているとのこと。


しかし、お菓子作りをする際に、砂糖と全く同じ役割をするわけでもないことが分かりました。

砂糖は甘味料の役割だけでなく、保水性保存性の特徴も併せ持っています。

しかしラカントには、保水性や保存性の特徴がないため、例えばふっくらした焼き菓子を作りたい時など、保水力の弱いラカントを使う場合は砂糖と併用した方が良いとのことでした。

目安としては、お菓子作りの場合、砂糖の50%〜15%をラカントに置き換えると良いとのことでした。

また、プリンを作る時などにつくるカラメルも、ラカントでは作れないとのことでした。


他に、「ラカントはイースト菌の栄養にならないので、ラカントだけでパンを焼くと膨らまない」と書いてあり、以前我が家のホームベーカリーでパンを焼いた時に、砂糖の代わりにラカントを使ったらパンが全く膨らまず、何が原因か分からなかったのですが、これを読んで納得しました


(※ラカントの使い方のコツはこちらに詳しく書いてあります)


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↑ ちょうど昨日買ったばかりの「糖質オフのお菓子」のレシピを見ていたら、どれも「砂糖とラカントを併用」のレシピが書かれていて、「どうしてラカント一本ではないんだろう?」と不思議に思っていましたが、ラカントの性質を知ってやっと納得しました


今までラカントのことは「カロリー&糖質ゼロの砂糖」という認識しかありませんでしたが、砂糖とは成分が全く違うこと、そして甘み以外の特徴も全く違うことを、今回の失敗を通して学びました

今のところわが社の商品にラカントは使用していませんが、今後ラカントを使った商品開発の依頼がくるかもしれません。

その時には今回の失敗で学んだことをしっかり生かしたいと思います

2021年05月28日

今日のお昼は試作の肉まんを3種類食べました

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常務が「社長は全部食べれんやろうけん」と、すべて半分に切ってくれていました。

試食も仕事の一部ですが、食べることが大好きなので嬉しいです


今日の試作の肉まんはすべて「地域の銘柄肉」を使った試作品。

そのうちひとつは、皮に米粉を入れてモチモチ感を出した肉まんでした。


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↑ こちらの肉まんに使用している銘柄肉は、子豚の時から餌に乳酸菌を混ぜて食べさせた豚のお肉だそうです

乳酸菌を食べさせることで、脂身に臭みがなく、さっぱりとしてほんのり甘みのある豚肉になるんだとか

私たちも、豚だけでなく牛や鶏もいろいろな銘柄肉を使わせていただいていますが、全国にはいろいろと特徴のある銘柄肉があります


五十番食品では、地域の銘柄肉を使った餃子・肉まん・焼売などの中華点心を特注で作ることが可能です。

興味のある方はお気軽にお問い合わせください



私の趣味のひとつは、全国の中華料理店のインスタグラムを見ることです

現在1300店ほどの中華料理店をフォローさせていただいていて、空いた時間にちょこちょこチェックしています。

中華料理店の現状も分かりますし(最近はテイクアウト情報や休業を知らせているお店も多いです)、何といっても美味しいそうな料理を見るとウキウキワクワクします

昨日もインスタをチェックしていたら・・・わが社の商品を見つけてしまいました

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↑ ある中華料理店様のテイクアウトで、わが社の「ブタちゃんまん」「くまチョコまん」「ピヨカスタードまん」「小寿桃」を使っていただいていました〜

一気にテンションが上がりました

しかし、このようにわが社の商品を使っていただいているのを見つけても、コメントは残さないようにしています。

わが社は業務用卸の「黒子役」なので、どこにどの商品を卸しているかを言うことはご法度。

心では「ありがとうございますっっっ」と叫んでいますが、コメントを残すことでわが社の商品であることが分かってしまってはお客様にご迷惑をおかけすることもあるので、感謝を込めて「いいね」だけを押すようにしています。


しかしこちらのお店のインスタの最後の文章にはこのようなことが書かれていて・・・本当にびっくりしてしまいました

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↑ 「五十番食品さんの可愛い点心もご用意しております。一つ一つ手作りされています。業者さんも大変そうです。良かったら是非手に取ってください。」

と、なんとわが社の名前を出していただいています

黒子が顔を出してしまいました

通常あり得ないことです

本当にびっくりしました


名前を出していただいていたので、コメントを残させていただきました

するとコメントの返事に、

「福岡は休業されているところが多いと聞きました。少しでもお役に立てたらと今回初めてご利用させていただきました。好評でしたよ」

書いてくださっていて・・・本当に感激してしまいました

飲食店様も大変厳しい状況だと思いますが、そんな中にも我々業者を応援しようと使ってくださった気持ちが本当に嬉しかったです

本当に、本当に、ありがとうございますっ


緊急事態宣言の延長が今日中に正式に決まります。

引き続き厳しい状況が続きますが、飲食店様も頑張っているので、我々も頑張っていきたいと思います

panda50ban at 11:59
料理店紹介 

2021年05月27日

食品のトレンド情報を紹介するサイトを見ていたら・・・“台湾グルメのネクストブレイク候補”としてこの商品が挙げられていました

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中華揚げパン「油条」です

そのまま読むと「ユジョウ」ですが、中国読みでは「ヨウティアオ」と読みます。

漢字は「油條」とも書きます。


台湾では豆乳に浸して食べたり、ちぎってお粥に入れたり、おにぎりの具にしたり、パニーニのように平べったいパン・焼餅(シャオピン)に油条を挟んだ「焼餅油条」が朝食で食べられます


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↑ 半分に切った断面はこのような感じです。

長さは約20センチです。

食感はサクッ、味は塩味がきいて美味しいです

私は何もつけずにそのまま食べるのも好きです。(今日は写真撮影後、お昼ご飯に油条を3本食べました


五十番食品の油条は、福岡県の自社工場で完全手作りで製造しています。

手作りなので大量生産は出来ませんが、中国人の職人Yさんが毎日せっせと作っています。

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商品は揚げたものを冷凍していますので、ご使用時は自然解凍か、油で軽く揚げ直してご使用ください。


台湾グルメのネクストブレイク必至
「油条」に興味のある方は是非お気軽にお問い合わせください


【商品紹介】
商品名:油条
規格:約35g×20本×5P
https://www.50ban.co.jp/products/other/199.html




2021年05月26日

5月24日の日経新聞に、日本酒「獺祭」の製造元である旭酒造が「意見広告」を出していました。

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(内容はこちらから読むことができます)


ここに書かれている内容に関しては、いろいろな意見があると思います。

賛否両論があると思いますし、むしろ賛否両論があっていいと思います。

飲食業界に携わるものとしては、旭酒造がこのような意見広告を出してくださり、それが話題となり、「賛成」「反対」と論ずる機会を作ってくださったことは、本当に有り難いと思っています。


飲食業界に携わるものとしても、現在のコロナの感染拡大の現状は憂慮すべきものだと思いますし、感染対策が喫緊の課題であることは十分承知しています。

でも、飲食業界の厳しい現状も知ってほしい。

飲食店はもちろんのこと、そこにお酒や食材を納入している我々業者も、今本当に厳しい状況に立たされています。


わが社は雇用を守るために「雇用調整助成金」を使わせていただいていますが、この雇調金に対しても昨日の日経新聞の社説では「当座しのぎ」とか「衰退産業から成長分野への人材の移動を妨げている」とか「将来に渡り雇用を維持・創出する力のない不振企業をいたずらに支援することは・・・」などと書かれていて、本当にドキドキします。

一般論としてはそうかもしれませんが、当事者にとっては死活問題です。

わが社の社員はパート社員も含め、一人一人が「職人」です。

勤続20年以上のスタッフもたくさんいます。

今の技術力は一朝一夕で培われたものではありません。

今の状況下、社員がフルに働ける環境を整えてあげることができないのは社長として本当に不甲斐ない気持ちでいっぱいですが、コロナ後のことを考えると会社の宝である人財を簡単に手放せるものでもありません。


もちろんこのコロナ禍を乗り切る企業努力は必要だとは思います。

でも簡単に切り捨てないでほしい。


現在、各都道府県が緊急事態宣言の延長を要請しています。

確実に延長することになるでしょう。

旭酒造の「意見広告」が、今一度この度の飲食店への制限策の是非を立ち止まって考える機会になればいいと思います。

panda50ban at 13:41
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