2025年12月22日

他人事ではなく自分事とする

ひとつ前のブログで「いざという時に命を守るもの、という感覚!」という記事を書きました。

東京の個室サウナでの火災事故を受けて、会社の火災報知器の点検に対する自分自身の意識が変わったことを書きました。

先日の消防設備の定期点検では煙探知機の不具合がいくつか見つかり、交換することになりました。

やはり点検をきちんと受けることが必要であることを再認識しました。


あの火災事故は非常用ボタンが機能しなかったのも問題ですが、一番の問題はサウナ室のドアの取っ手が外れてしまい、ドアが開けられなくなってしまったことです。

これは本当に恐ろしいことです。

想像するだけで苦しくなります・・・。


この事故を受けて「わが社でも同じようなことが起こりえないか」を考えてみました。

すぐに工場にある冷蔵庫や冷凍庫が頭に浮かびました。

工場には人が中に入れる大きな冷蔵庫や冷凍庫がたくさんあります。

中で作業する時にはドアを半ドアにしていますが、中に人がいることを確認せずに外からドアを閉めてしまった、ということが過去にありました。

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万が一中に人が閉じ込められたとしても、この脱出用のボタンを押せば中からドアが開けられるようになっています。

過去に閉じ込められた人はこのボタンを押してすぐに外に出られたのですが、「でももしこのボタンが壊れていたとしたら・・・」と、想像したら怖くなりました。

そしてすぐに工場長に「工場のすべての冷蔵庫と冷凍庫の脱出ボタンが壊れていないかの確認」と「冷蔵庫・冷凍庫に入る社員やパートさん全員に、万が一閉じ込められた時の脱出方法を改めて教育すること」、このふたつを指示しました。


工場長がすぐに確認してくれましたが、ひとつの冷凍庫の脱出ボタンに不具合があったそうで・・・すぐに修理してくれたそうです。

そして、技能実習生の一人が冷凍庫に閉じ込められた時の脱出方法を知らなかったことも判明しました。

本当に怖いと思いましたし、確認して良かったと心から思いました。

今後も脱出ボタンの定期的な確認と、脱出方法の訓練も定期的にしていかないくてはいけないと思いました。


工場長自身が、過去に何度か冷凍庫に閉じ込められてしまったことがあるそうです。

ドアを閉められ、電気も消され・・・脱出方法を知っている工場長でさえも一瞬パニックになりかけたそうです。


「ハインリッヒの法則」というものがあります。

1:29:300の法則。

「1件の大きな事故・災害の裏には、29件の軽微な事故・災害、そして300件のヒヤリ・ハット(事故には至らなかったもののヒヤリとした、ハッとした事例)がある」

という法則です。


今回の火災事故は自社で起きたことではありませんが、これを他人事とせず自分事とすることで、今後自社で起きてしまうかもしれない大きな事故を未然に防ぐことにもつながると思います。

そして今回、もしかしたら未来に起きてしまったかもしれない冷凍庫への閉じ込め事故を、他人事とせず自分事として考えたことで未然に防げたかもしれません。

これからも「他人事ではなく自分事」、このような視点を持っていろいろな物事を見ていきたいです。

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