2017年07月
2017年07月31日
問い合わせを受けた社員は、私のブログの記事を紹介したそうですが、記事を書いたのがだいぶ前ですので、改めてもう一度“油条の由来”をお伝えしたいと思います
油条は、中華揚げパンです。
中国や台湾では、朝食にお粥や豆乳と一緒に食べられるポピュラーな揚げパンです。
ふんわりサクサクで塩味のきいたとっても美味しい揚げパンですが、この油条には実はとっても怖〜い由来があるんです
↑ いきなり、牢獄に入れられた男女の跪いた像。
ひと言でいえば、この二人が油条の由来となった人物です。
南宋の宰相、秦桧(シンカイ)夫妻です。
油条は、この秦桧の「桧」を取って「油炸桧」とも言われるのですが・・・果たしてその由来は??
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時代は12世紀に遡ります。
登場国は金と宋、登場人物は岳飛(ガクヒ)と秦桧(シンカイ)夫妻です。
中国の北方民族金が、当時の中国の王朝宋に攻めて来て、宋軍は連戦連敗で、淮河(わいが)以北の地を奪われてしまいました。
正規軍は当てにならないと、いくつもの義勇軍が立ち上がりましたが、中でも金軍や反乱軍の鎮圧で連戦連勝、勇名をはせたのが、岳飛(ガクヒ)が率いる軍でした。
武力で宋を滅ぼすのは難しいと考えた金は、1130年、捕えていた宋の役人秦桧(シンカイ)を宋へ送り込みます。
1131年、宰相となった秦桧は、岳飛ら主戦派を徐々に押さえ込み、1141年主戦派の急先鋒、岳飛及びその幹部を、無実の罪で逮捕し、処刑してしまいました。
人々は、英雄岳飛将軍を悼み、殺害した秦桧(シンカイ)夫妻を憎みました。
臨安のある小さな茶屋の店主は、人々の憤りを朝食のおかずに表現しようと思いつきました。
彼はまず、小麦粉に水を混ぜてこねながら細長く伸ばし、短い棒状のものにし、二つ重ねて秦桧夫妻になぞらえ、それをくるくるまわしながら30センチ位の長さの螺旋状の「条子」をつくり、それを大鍋に沸騰する食用油の中に投じて揚げました。
その店主はそれを「油炸桧」(秦桧を油で揚げるの意)と名付けました。
つまり、秦桧夫妻を油で揚げ、徹底的に打ちのめしてやるという意味合いが秘められています。
そうやって人々は岳飛の恨みを晴らそうとしたのでした。
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以上が油条の怖〜い由来です。
由来はとっても怖いですが、食べるととっても美味しいですよ
五十番食品も、美味しい「油条」を取り扱っております
商品詳細については、こちらをご覧ください。
2017年07月29日
時々お客様より「餃子の皮を使おうとしたら、黒い斑点があるのですが・・・」と問い合わせを受けることがあります。
↑ 写真では非常に見えづらいですが、うっすらと黒い斑点があります。
これは小麦の成分の「ふすま」と呼ばれるものです。
小麦粉は小麦の粒を製粉することで出来上がりますが、ふすまは小麦の外皮の部分で、製粉する過程で取り除かれていきます。
しかしふすまを完全に取り除くことはできず、どうしても微量は混入してしまいます。
この「ふすま」には色素が含まれていて、水分や空気の影響を受け、時間経過と共に段々と黒い斑点となって皮の表面に表れてきます。(※ 一番最後に詳しい説明を書いています)
それが黒い斑点の正体です
小麦成分の一部ですので、そのまま使っていただいて大丈夫です。
もちろん、餃子の皮の保存状態が悪い場合や、賞味期限の過ぎたものなどは、黒い点が「ふすま」ではない可能性もありますのでご注意ください
(※一般的に、カビであれば皮の表面から生え、皮の内部にあればふすまと考えられます)
商品の一括表示に表記してある保存方法を守り、賞味期限内にご使用いただきますようよろしくお願いいたします
※「黒い斑点」を更に詳しく・・・
小麦粉を水と練ると小麦の中のチロシンというアミノ酸の一種が同じ小麦の中のチロシナーゼという酵素の作用で、メラニン色素(黒色)を発するというものです。
外皮には、このチロシンとチロシナーゼの成分が多い為この部分が入ると製造後日数が過ぎるとふすま(黒い点)が発生します。
冷凍状態にしたり、pHを下げたり(pH調整剤添加)、もち米粉や米粉を加えたりすると、チロシナーゼの活性が阻害され黒い点の発育は遅れます。
(参照:全国餃子手作り協会HP)
2017年07月28日
昨日は私の所属する福岡市多の津倫理法人会の設立10周年の記念式典がありました
そこで私、着物デビューをしました
成人式の振袖以来の着物です
今まで「着物」とは無縁だった私が、どうして着物を着ることになったかというと・・・
時は2ヶ月前の5月に遡ります。
5月に、所属する中小企業家同友会のボーリング大会がありました。
いくつかの会社が景品を出してくださったのですが、博多織の織元をされているOKANOさんが何と“博多織の帯”を景品に出されました
金額を聞くと、びっくりするくらい高価なもの
ボーリングの女子1位の景品がその帯で、私はその帯が欲しくて張り切ってボーリングの球を投げました。
しかし・・・元来ボーリングはそんなに得意ではありません。
もちろん1位を取ることはできませんでした
でもそこで、奇跡が起きたんです
女子の1位を取られたのが、帯を協賛されたOKANOのYさん。
Yさんは辞退され、2位の方も懇親会不参加でお流れになり・・・なんと3位の私のところにその帯が回ってきたのです
何という奇跡
その高価な帯をいただけることになりました
ルンルン気分で帯をいただきましたが、ふとあることに気づきました。
「私、着物持ってない・・・」
どんなに素敵な帯でも、着物がないと何の使い道もありません。
「これも何かの縁だっ着物を買おう」を決め、博多リバレインにあるOKANOに着物を買いに行きました。
そういう経緯で着物を買いに行きましたが、着物を買っても着なければこれも宝の持ち腐れです。
「着物を着る機会を作らないとですね〜」とYさんと話をしていたら、「うち、着付け教室をやっていますよ。ちょうど来月から始まりますよ」と案内をされました。
金額は9回コースで超お手頃。
「自分で着れるようになれば着物を着る機会もたくさん作れるかな」と思い、早速申し込みをしました。
というわけで、今まで着物と全く無縁だった私が、着物の着付け教室にまで通うようになったんです。
そして、着物がちょうど仕立て上がる頃に周年行事があるということで、「ここを私の着物デビューの日にしよう」と決めました。
その日が昨日でした。
まだ正式な場で自分で着る自信はなく、昨日は美容室で着付けてもらいました。
右は倫理法人会での私の“相棒”Tさんです
スタイルがびっくりするくらい良くてベリーショートのTさんは、“宝塚風”に袴にしました
↑ そのまま宝塚の舞台で踊り出してもいいくらい似合っていました
そして式典会場へ。
着物姿でお出迎えをしたら、皆さんにかなり驚かれました
中には私と気づいてくれない方も・・・。
着るものが変わるだけで、印象も変わるんですね〜
やっと着物デビューが出来たので、まずは着付け教室でしっかり習って、いろいろなところに着物でお出かけできるようになりたいです
OKANOさんの帯のおかげで、着物との素敵なご縁が出来ました
本当にありがとうございました
※素敵な着物や帯が揃うOKANOのホームページはこちら。(↓)
http://okano1897.jp/
2017年07月25日
これは、わが社の朝礼で使っている「職場の教養」という冊子の一文を紹介させていただいた記事だったのですが、びっくりすることに周りから意外な反響をたくさんいただいてしまいました。
たぶんタイトルだけ見て記事を読んでいないからそう思われたのだとは思うのですが・・・
「王さん、毎朝生きたカエルを食べているの」
「毎日生きたカエルを食べているから、王さんはいつもそんなに元気なの」
「(引き気味に)生きたカエルを食べるなんて・・・王さん、ちょっと・・・びっくり・・・」
皆さん・・・
私、断じて生きたカエルは食べませんっ
これは、
「『カエル』は難しく重要な仕事の比喩で、嫌だと思う仕事こそ最重要な仕事であることが多く、それを完全に為し遂げるまで頑張ろうと決意することが大事」
という意味で使われる慣用表現なんです。
私が生きたカエルを食べると本気で勘違いされたのには本当に驚きましたが・・・この反響の大きさからとても学ぶものがありました。
それは、“相手の印象に残る伝え方”をすることの大事さです。
私は今までブログを書く時に、タイトルは特に意識して考えてはいませんでした。
しかし、タイトルは興味を持っていただくための入口です。
タイトルひとつでここまで反響があるということは、自社の商品を案内する時も、やはり「どう伝えるか」でお客様の印象に残るか残らないかが決まってしまうと感じました。
わが社がどれだけ美味しい商品を作っても、伝え方が印象に残らなければ、お客様にスルーされてしまい、興味を持ってもらえなければサンプル依頼もいただけず、試食もしていただけず、結果商品を使っていただくことはできません。
営業は、「どれだけ自社の商品を魅力的に、興味を持っていただけるように伝えるか」、ここを本当に本気で考えて、お客様に伝えていかないといけないと強く感じました
なので私も今日からは、伝える力を磨く訓練として、ブログのタイトルを興味を持ってもらえるものになるよう、一生懸命考えようと思います
タイトルにインパクトがありすぎて記事の中身がなくては逆に期待を裏切ることになってしまうので、どちらも魅力的なものになるように伝え方をもっともっと工夫しようと思います
それが結果的にお客様に楽しんで読んでいただけることにも繋がると思います
そういえば・・・最近「常務の記事」も少なくなっていますね。。。
楽しみにされている方も多いので、また“常務ネタ”も復活させようと思います
今朝は「昨日の答弁で安倍首相が使っていた『リカニカンムリヲタダサズ』って意味知っとう」と聞いてきました。
・・・クイズ形式で質問をされるので、私もいちおは考えます。
しかし、母は私があまりに的外れなことばかり言うと、痺れを切らして「答え教えよっか」とすぐに答えを教えてくれます
母は愛用の電子辞書をいつも手元に置いていて、テレビや新聞で分からない言葉が出てくるとすぐに意味を調べて手帳に書き込んでいます。
その姿勢はいつもすごいな〜と感心しているのですが、「リカニカンムリヲタダサズ」の意味も教えてくれました。
「李下に冠を正さず」と書きます。
電子辞書にはその前にも文章があって、
「瓜田(かんでん)に履(くつ)を納(い)れず 李下(りか)に冠を正さず」
となっていました。
辞書によると、意味は
「人から疑われるようなまぎらわしいおこないは避けよということ」
語源は、
「瓜畑(うりばたけ)で履き物を履き直そうとかがめば、人から瓜を盗んでいるのではないかと疑われ、李(すもも)の木の下で冠をかぶりなおせば、李を盗むのではないかと人から疑われかねない。
だから、人から疑われるようなまぎらわしいふるまいは慎めという意から。」
だそうです。
母のクイズでいつも勉強になっています
今日もひとつ知識が増えました
これからもクイズをよろしくお願いします