2023年10月20日

物を大切にする気持ちを育む

今月の会議で、私がモーニングセミナーで聞いた話を社員の皆さんと共有しました。

わが社にも当てはまると思ったからです。


これはある運送会社の社長のお話しです。

その運送会社では、トラックの物損事故が絶えなかったそうです。

そのため、社長自身も口うるさく「事故を起こさないように」と強く社員に言い続け、また外部の講師などを呼んで安全運転のための教育にもかなりの時間とお金をかけていたそうですが、それでも物損事故が全く減らなかったそうです。


ある時、直近で物損事故を起こした社員が、自家用車に乗って出勤してきました。

その社員の車は、ピッカピカに磨き上げられていて、ダッシュボードには絨毯みたいなものが敷かれていて、車を出る時には靴を履いて出てきたそうです。

つまり、車を土足厳禁にするくらいの徹底ぶりだったんです。


それを見た社長、最初は事故を起こしたことの苦言を言おうと思ったんですが、思わず「お前の車、カッコいいな」と声を掛けたんだそうです。

それを聞いてとっても誇らしげな社員。

社長が「お前はこの車で事故を起こしたことがあるのか」と聞いたところ、「この車で事故なんて起こすはずがないじゃないですかとの返答。


その言葉にヒントを得た社長は、まずは自分自身が率先垂範で自社所有のトラックを一人でピカピカに磨くことを始めたんだそうです。

そんな社長の姿を見て、だんだんとそれが社員にも浸透してきて・・・みんながトラックを大切にすることで物損事故が起こらなくなった、という話です。


なるほど、わが社にも当てはまるなぁと思いました

わが社の工場にも、たくさんの機械があります。

扱い方をひとつ間違えれば大怪我につながってしまう機械もたくさんあります。


私がモーニングセミナーで使用しているテキストにこんな文章があります。

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「物は生きている」と言ったら、半分は「そうだ」と言い、半分は「そうではない」と言うであろう。しかし物はすべて生きている。着物も、道具も、機械も、金銭も皆生きている。

大切につかえば、その持主のために喜んで働き、粗末にあつかえば、すねて持主に反抗するだけでなく、時には腹立てて食ってかかる。けがをするというようなことはこうした場合が多い。

朝ばん、道具を拝むようにして働く農夫や大工が、その道具でけがをするというようなことはない。不足不平でぶつぶつ言い、機械をかたきのようにいやがり、どれいのようにこく使している人は、その機械の運転がまずく、時には大けがすることさえある。仕事に精根をかたむける人は、まず用具の手入れを十分にし、用具を大切にする。


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怪我をしないためのルール作りももちろん大切ですが、その前提として「機械を大切にする」気持ちを育む教育が大事だと感じました。


このことを会議で話した翌週、ある社員の日報にこんなことが書かれていました。

工場のベルトコンベアを新しいものに買い替えた日の日報です。

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新しいベルトコンベアを納品していただきました。

本日まで使用したベルトコンベアは、感謝を込めてしっかり清掃しています。

新しい方も大切に使っていきます。

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古いベルトコンベア(写真手前)と、新しいベルトコンベア(写真奥)を並べた写真も添付してくれていました

嬉しかったです

古いベルトコンベアさん、今まで長い間ありがとうございました


・・・「物を大切にする心」、社員に教育するだけでなく、自分自身にも言い聞かせなければ

自分の車、ここ数ヶ月洗車できていません

まずはそこから始めます




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