2019年02月05日

五十番食品の歴史 13 〜油条麺団〜

五十番食品の歴史シリーズ。

前回の「五十番食品の歴史12」では、餃子皮の残皮を使って「肉巻き」という商品開発をしたことを書きました。

(過去の記事はこちら ↓ )
五十番食品の歴史 1 〜創業時代〜

五十番食品の歴史 2 〜新事業へのチャレンジ〜

五十番食品の歴史 3 〜大きな決断〜

五十番食品の歴史 4 〜いよいよ点心開発へ〜

五十番食品の歴史 5 〜中華点心で販路拡大〜

五十番食品の歴史 6 〜意外な商品の開発〜

五十番食品の歴史 7 〜最初で最後の仲人〜

五十番食品の歴史 8 〜設立10周年記念パーティー

五十番食品の歴史 9 〜毎週水曜日の食事会〜

五十番食品の歴史 10 〜水の問題〜

五十番食品の歴史 11 〜常務の覚悟!〜

五十番食品の歴史 12 〜肉巻きの商品開発〜


今日は過去に販売していた「油条麺団」という商品について書かせていただきます。

昔のカタログを見ると「油条」と一緒に「油条麺団」という商品も載っています。

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↑ 「油条」は中華揚げパンですが、「油条麺団」というのは揚げる前の生地の状態のものです。

わが社では今でも油条を製造していますが、工場で揚げたものを冷凍して出荷しています。

お客様のところで冷凍を自然解凍か揚げ直してお使いいただきますが、やはり工場での作りたての味に勝るものはありません。

「お店で揚げたてを出したい油条の生地だけで売ってくれないか」とのお客様のご要望もあり、「油条麺団」という商品の販売を始めたそうです。


カタログには、麺団での油条の作り方を写真付きで細かく書いています。
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1、麺団の両面にたっぷり粉をまぶす。両手で両方向に引き伸ばす。

2、粉をふった麺台にのせ、麺棒で巾7cm、厚さ4mmにのす。

3、包丁で1.7cm巾に切る。

4、上面どうしが重なるように二本を重ねる。

5、箸等で中央を凹型に押す。

6〜8、両端をつまみ、35cm位にのばし190℃の油に入れ、たえず箸でころがしながら揚げる。



お店で揚げたての油条が作れる油条麺団。

発想はとても良かったですが、問題も多かったそうです。

生地を冷凍すると解凍した時にベタベタしてしまい状態が良くないため、冷蔵でお客様のところに送っていました。

しかし冷蔵で送ってもその間に生地が発酵してしまい、お客様がいざ使おうとした時には生地が柔らかくなりすぎて扱いづらくなってしまっていたこともあったとか。

油条を作り慣れた方ならその生地でも上手く打ち粉をうって作れていたそうですが、作り慣れていないお客様の方が多かったため、その生地を使いこなすのはとても難しかったそうです。

また、ふすま(小麦粉の黒い斑点)が出て見た目が汚くなってしまっていた時もあったとか。

そこまでたくさん売れる商品ではありませんでしたが、それでも油条麺団のファンもいてしばらくは製造していました。

しかし、現在の筑紫野市の工場に移転してしばらくして、製造を中止したそうです。


製造中止から30年近く経った今でも、「昔、油条麺団作っていたよね」とか「昔使っていたよ」、「また販売再開できないの」と聞かれることもあります。

本当に熱心なファンがいてくれたようです

そう言われたことを常務に伝えると、昔の苦い思い出を思い出すからなのか、即効で「あれはもう無理よ作れんよ」と言われてしまいます

油条の揚げたてを食べたい方は、是非工場見学に来られてください

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油条の製造日であれば、揚げたてをご試食いただけます



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