2010年06月26日

笑顔の商品づくりプロジェクト!

昨日は各部署のパートリーダーさんを中心にパートさん10数名に集まっていただき、「第1回笑顔の商品づくりプロジェクト会議」を行いました

この間「ぶっちゃけランチミーティング」を行った時に、社内の問題が本当にたくさん見えてきて、それを解決するには工場全体を巻き込んでいかないといけないと思ったからです。

五十番食品の商品は機械でどんどん出来上がるというよりも、手作業の工程が入るものが多いので、パートさんひとりひとりの技術力がとっても重要になります

手作業の工程が多いということは、人によって作る形が微妙に違ってくるということです。

私はそれこそが「手作り感の良さ」だと思っていますが、形や大きさが規格から外れたものは検品の際にはねられることになります。

今はパートさんの技術は、ベテランさんから新人さんへ実際にモノを作りながら口伝えで教えられていますが、それを写真や文字を使って出来る限り目に見える形にしていきたいというのが今回の狙いです。

頭の中だけにある技術を、言葉や写真を使って見える状態にすることでみんながそれを共有することができ、共有することでみんながそれを当たり前にできる状態になるのではないかと思います。

そしてそういうツールがあることで各部署ごとのコミュニケーションも円滑になり、従業員さんが「笑顔で働ける職場づくり」、そしてお客様の「笑顔につながる商品づくり」につながると信じています

今回の会議ではこの主旨を説明して、パートさんたちの協力を仰ぎました。
次回からは各部署ごとに集まって、まずは「現状の把握」から行っていきたいと思います

最後にパートさんたちに「困っていること、悩んでいること、こうして欲しいということがあったら、とりあえず何でも意見を出してくださいね。怒りませんから」と言ったら、本当にたくさん意見が出てきてびっくり

お金がかかることもあって耳が痛い意見もありましたが、こういう意見こそがまさに「現場の意見」なんだな、と痛感しました。

そして自分が今までいかにこういう意見を聞く場を設けてなかったかを反省させられました


以前「三現主義」と「三見主義」という考え方を教えてもらったことがあります。

「三現主義」とは「現地・現場・現物」、三見主義とはそれを「見て、見抜いて、見極める」こと。

この考え方を教えてもらった時には「ふ〜ん」くらいの感じで聞いていましたが、最近現場の生の意見を聞く機会が多くなり、「問題の表面的なところだけ見てそこだけを解決しようとしても、その問題の奥にある見えない問題を解決しないことには、その問題の本質的な解決にはならない」と、やっとその重要さが理解できました

今回私がやろうとしているプロジェクトも全く初めての試みなので、どんな風に進んでいくかまだ全然見えてきませんが、現場の意見を聞きながら、試行錯誤しながら、少しずつ形にしていけたらと思っています

五十番食品をより良い会社にしていけるように、本当の「笑顔づくり企業」になれるように頑張りま〜す


Instagram
公式LINE
友だち追加
記事検索
Archives